50代以上の日本人の60~80%がピロリ菌に感染しているといわれています。ピロリ菌は胃がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃ポリープに深く関わりがあることが実証されており、ピロリ菌の除菌はこれらの疾患の予防効果があります。簡単な検査でピロリ菌の有無を判定できますので、是非お気軽に検査を受けて頂ければと思います。
お忙しいお仕事や家事の合間でも、気軽に検査を受けて頂ける 『お昼休み検査』も実施しております。ぜひご利用ください。また、同フロア内に院外薬局もあり、お帰りの際にすぐに薬をお渡しできます。
ピロリ菌の検査方法の中でも、患者さんへの負担の少ない『尿素呼気検査』を行っています。この検査は、簡単で正確のため欧米では広く用いられており、ピロリ菌に反応するお薬を飲んで、15分~20分後に専用の試験袋に息を溜めて、胃の中のピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)の有無を検査します。
検査費用 | |
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自費診療の場合 | 7,000円(税込) |
他の検査も行っております。お気軽にご相談ください。
ピロリ菌の除去は、飲み薬で行います。
除菌のお薬を1日2回、1週間継続して服用します。その後、内視鏡以外の検査で除菌できたかどうかを確認します。下痢、軟便、味覚異常などがおこることがありますが、普通はこれらの副作用はピロリ菌除去治療が終了すれば改善します。皮膚に湿疹が出現することもあるので、アレルギーのある方は申し出てください。
正しくお薬を服用すれば、ピロリ菌の除菌は70~90%の確率で成功します。
万が一、除菌に失敗した場合に備え、二次・三次除菌療法も行っております。その際は、服用薬を別のものに変えて一回目と同様に内服治療を行います。